このごろ、俺の中ではネットとリアルの境界が曖昧になってるような気がする。
これまでは、わりと明確に境界を引いてたと思うんよ。
ネットでゲイとして活動しているのは、あくまでHAL。
それはあくまでリアルでノンケのフリをして暮らしてる俺とはベツだと。
でも最近、そうやって分けなくてもいいんちゃうかって、
なんかそんな気がするようになりつつあるんよね。
ネットの人らに俺の実名や素性が分かっても、
あるいは逆にリアルの人らに俺がHALであることが分かっても、
どちらも別に構へんのんちゃう?みたいな。
そんなふうに思えるようになってきた気がする。
これは、11日の日記に書いたこと(ゲイである自分を、
当たり前と受け入れられるようになったということ)の帰結かもしれない。
これはある意味、当たり前の帰結と言えばそうだよね。
だって、実名の俺も、HALというハンドルの俺も、
どちらも同じ「俺」であることに変わりはないんだから。
この両者は、表と裏のような別個のモノなんじゃなくて、
同じ「俺」というモノへの光のあて方が変わっただけなんじゃないか。
そんなふうに、思えるようになった。
(2000-07-14)