尾崎豊の『15の夜』なんて曲名を見て、
15のころとか、俺は何してたかなあと、ふと思った。
俺、詳しくはそのうち書くかもやけど、
高校選択かなり後悔しててさ。
で、当時から、すでにかなりやる気なくて。なんか。
何もせずに、虚しく過ごしてたかなあと思った。んだけど。
そんなことを思いつつ、今ふっと本棚を見たらさ、
なんかね、いつこんなの読んだんやろってな本が、
いっぱいあるの。気がついてみたら。
それで、あぁ、俺は15のころ、本よんでたかもなあって。
なんかそんな気がするよ。うん。
なんか、種々雑多な本を放浪的に読んでるねえ。我ながら。
とりあえず、さくらももこの当時のエッセーは全部そろってる。
かなりマイナーなやつもあるよ。『ももこのしゃべりことば』とか。
こんなん、どこで買ってきたんやろ?(苦笑)
その横には林望のイギリスもののエッセーが並んでるかと思えば、
そのとなりには『吾妻鏡』とか『山椒魚戦争』とかが並んでて。
なんて脈絡のない本棚でしょうか。ステキです。
本棚はその人の人柄を表すって、よく言うけど、
なるほどそうだとすると、高校の時分の俺は、
こうやっていろんな方向にベクトルを向けつつ、
何かを得ようと、何かを探していたのかねえ。うむ。
そういえば、ガッコ帰りによく虎谷書店に寄ってたさ。
自分の選択に後悔して、やる気なくて、つまんなく過ごしてた。
それは確かに、一面では事実なんやけど、
でも別の面から見れば、それだけ自由な時間を持ってたってわけで、
そのお陰でこうやっていろんな本よんだりできたんかもなあと。うん。
…なんて風に、2つの目で、よいことも悪く、悪いこともよく、
両面から見るようにすると、なるほど楽になるというか、
小さなことにこだわるのが馬鹿らしくも思えてくる。
(2000-10-15)